スキャルピングのメリットとデメリット

FXでスキャルピングする効果とリスク

FXや株の取引で使われるスキャルピングという手法。短時間で売買を行うことで、利益の幅は狭いものの、しっかりと相場を見ながら、元手をコツコツと確実に増やしていくことで知られています。また、損失を最小限の段階で食い止めることができるのも、この方法のメリットといえるでしょう。

そうなると、実際にどれくらいの金額が動くのか気になりますよね。では、例を使って様々な数値がどのように動くのかを見ていきましょう。あくまでも目安としての大雑把な計算なので、実際の取引ではもっと複雑な計算が必要なことはご承知おきください。

例1)証拠金100万円、レバリッジ1倍、USD/JPY、スプレッドはなし、ロスカットは証拠金残50%で考えてみます。
1ドル100円で買い注文をしたとき、10,000ドルで丁度100万円。この後1ドル100円05銭で売りに出たら、100万500円です。逆に、1ドル99円95銭の場合は99万9500円ですね。100万円も投資して、たったの500円かよ!と思われるかもしれませんが、レートはたった5銭しか動いていないことに注目です。1ドル0.05円の値動きは、ほんの数秒であっちにもこっちにも揺れ動きますから、時給で考えたら物凄い金額が左右されているとも言えます。さらに、ロスカットは1ドル50円(ポジションが売りのときは150円)到達時になりますから、低レバリッジがいかに安全かを読み取っていただけることができると思います。

例2)例1)のレバリッジを10倍にしてみる
証拠金の10倍、すなわち1,000万円分の取引ができるわけです。例1と同じケースでは10万ドルまで売買ができ、5銭の値動きで5,000円の損得が生まれる計算になります。これは時給1,000円のバイトで5時間働いたのと同じ金額。レバリッジが10倍になった分、ロスカットのリスクも1ドル95円(ポジションが売りのときは105円)になった段階で発動しますから、どれだけハイリスクになるかも想像に難くないでしょう。

実際に数字の移り変わりを見ていると、本当に激しくアップダウンを繰り返すのが為替相場なのだということがわかります。その中で、短時間に取引をまとめるスキャルピングは危険度の低い投資術といえます。しかし、目の前で数字の上げ下げ、損得の勘定が目まぐるしく繰り返されるため、「損を取り返してやろう」と高レバリッジに賭けてみたくなったり、「まだ上がる」「もうちょっとで底を突いて上昇する」といった希望的観測で気がついたら「あの時に損切りしておけばよかった…」という折角のスキャルピングの利点を台無しにしてしまうことがありますので、誘惑に負けない精神力は持ち続けなければいけません。

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