サヤ取りとはどういう行為かを考える

「サヤ取り理論」とはどんなもの?基本の意味を考えてみよう

FX取引では様々なテクニックや手法が紹介されています。「サヤ取り」と呼ばれるものもその一つですが、果たしてどんなものなのでしょうか。まずは、「サヤ取り」って何?というところからお話していきましょう。

仮に、日本だけでとれる『A』というものがあったとします。日本ではそれがごくごく当たり前に存在しているのでほとんど価値はありませんが、実はお隣の中国で非常に高価なものだったとしましょう。日本では1円の価値である『A』を中国に持っていけば10万円になるとしたら、売りに行かない手はないですよね。『A』1個あたり9万9,999円も利益が出るわけです。(細かい輸出費用などは考えないでください)

つまり、この『A』を中国に持っていくことによって99,999円の利益を生むという手法がサヤ取りといわれるものです。では、それがFXの世界でどう利用されるのでしょうか。あくまでも単純な例としてご紹介しましょう。

日本円はいろいろな通貨と取引ができます。アメリカドルであったり、欧州ユーロであったり、イギリスポンドであったり。しかし、それぞれの通貨と日本円とのレートは一緒ではありません。1米ドル=100円のとき、1ユーロ=130円だったりするのはお解りですよね。つまり、同じ「1単位」でも、片方は100円、片方は130円なわけですから、その差は30円になります。

この価格差を利用して、常に利益を出していこう、もしくは損失を最小限に食い止めようというのがFXでの「サヤ取り」といわれるものです。それぞれの流れに沿って、売りと買いを操作しながら、その価格差の範囲内で損益を収束させる方法といえば確かに魅力的ではあります。

ただし、これはあくまでも解りやすく例にしたときの話です。実際に2つの通貨ペアを自由自在に操れるのかという問題点やそもそも異なる通貨の取引で関係性はあるのかといった疑問点も出てきます。

この「サヤ取り」という手法は、他の手法や分析と同様に、賛否両論あるものです。それぞれの主張を紐解いて、実践すべきか止めておくかの判断をするようにしましょう。

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