外為取引で成功する例、失敗する例

外国為替証拠金取引で稼ぐか失うかの分れ目とは何だろう?

FXをはじめとする投資にまつわる話として、数万円の元手を数十倍に増やした成功事例や、数千万円が一瞬でなくなったというおぞましい失敗談などを目にしますが、その大きな違いというのは何なのでしょう。たまたま買っていた通貨が暴騰したとか、一晩寝ただけで翌朝見てみたらロスカットされていたというような運に左右される部分も大きいですが、その他に増える、失うの差というものはないのでしょうか。

基本中の基本になりますが、「証拠金が多く、レバリッジが小さい」事が強制退場を防ぐ上で1番有利な投資方法であることは間違いありません。同じレバリッジで同じ通貨ペアの取引をしたとき、証拠金が100万円と200万円では2倍のロスカットリスクになることは単純な計算からわかることです。

仮に、月単位のスパンで長期の相場変動から利益を求めようとする場合、そこにたどり着くまでロスカットされないだけの潤沢な証拠金を用意するか、証拠金に限度があるときにはレバリッジを低く設定して、小利といえども負けない運用を心がけなければいけません。仮に、1万ドルを80円で買ったとしたら、そのときに必要な証拠金はレバリッジなしで80万円。レバリッジ4倍なら20万円は必要です。そして、ロスカット(証拠金50%と仮定して)のリスクは、レバリッジなしならば1ドルが40円になるまでは持ち続けられるものの、レバリッジ4倍のときは1ドル70円で強制退場になってしまいます。

1日や2日で10円も円高になるというケースは考えられないことではありますが、1ヶ月や2ヶ月の長い期間では十分に考えられることです。もし、長期的にポジションをキープしたいなら、絶えず起きている取引の波に飲み込まれないだけの準備は必要でしょう。

では、高レバリッジはいけないものなのかといえば、一概に悪いとは言えません。デイトレードやさらに短時間のスキャルピングで市場の流れを見れる場合、高レバリッジの方が積み上げられる利益幅も大きくなりますから、ハイリターンを求める方にはうってつけの投資法です。ただし、損切りのタイミングを逃してしまうと、一瞬にして強制退場になってしまうので、小利と小損を繰り返しながら地道に利益を増やすことのできる忍耐力と精神力が絶対必要条件になることも間違いありません。

どんなに円安や円高が進もうと、短時間の取引には何十銭単位での大きな上げ下げがあります。その波を察知できずに、気がついたら飲み込まれてロスカット、というのだけは避けたいところですね。

低資金の方ほど利幅の少なさにやきもきして、高レバリッジの誘惑に負けてしまうケースが外為投資の大きな分岐点だと考えます。ハイリターンを求めるときに、相場の変動から目を離すことは大変危険です。ちょっとの値動き、ほんの数分で数万円単位の赤字が出るということを理解して、損切りのタイミングを逃さないようにすることが、勝敗を大きく左右する点です。

実際に現金をやりとりするわけではないので、お金に対する感覚が鈍ってしまうのがオンライン取引の最大の敵になります。マネーゲームではなく、常に資産運用であることを忘れずに臨めば、大きな損失を防ぐことができるはずです。

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